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上司の悩み

会社を辞める判断をする前に上司の気持ちに寄り添ってみよう。

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入社3年目Aさんの上司との人間関係の悩み

「会社で最近、上司と意見が合わなくなってきてしまって、、今までは普通に接していたんですが、先日の営業成績が良くなかったイミングから急に風当たりが強くなってしまって。。休みの日でも普通に電話がかかってくるし、全然休めない。。っていうか、精神的にマジできつい。。

こんにちは。キャリアコンサルタント(カウンセラー)の永田です。

今回は、職場での人間関係で悩んだ時の対処の仕方について書いていこうと思います。

仕事をしていれば誰だって、「あー、あの上司苦手だわー。。。」「なんか自分ばかりキツく当たってきて仕事がしずらいな。。」そんな風に感じる人間関係があったりすると思います。

こんな状況になって苦しんでいませんか??(私は昔これにやられました笑)

今日は、そんな状況での打開策をお伝えしていきます。

なぜ上司の気持ちに寄り添う必要があるの?

<今回の主張の理由>
・怖く感じたりしているとき、自分のことしか見えていないから
・怖く感じているのは相手が意図していることを理解できていな場合が多い
・本当は認めてもらいたいという自分の気持ちに気づいていない

それでは、それぞれ理由を説明していきたいと思います。

怖く感じたりしているとき、自分のことしか見えていないから

上司のことを怖がっていたり、避けていたりしている時の自分って、「また何か言われるのかなぁ」とか「なんて言い訳しよう。。」とかつい考えてしまいませんか?


このことが悪いというわけでは決してありません。ただ、「心に余裕がない状態になってしまっている」ということが言えると思います。


なので、「相手がどう考えているのか?ということを考える余裕すらない状態」と言えます。

怖く感じているのは相手が意図していることを理解できていな場合が多い

2つ目に、「相手が何を考えているのかわからない場合」というのも恐怖に感じる原因だったりします。


「今回の仕事で、また叱られるかもしれないなぁ」と怖がっていたり、不安になってしまっていたとすると


必ずそこには「上司があなたに今回求めていること」が少なからず存在します。


「こうなってほしい」「こういう動きをしてほしい」「こうやって言って来てほしい」など上司は何かしらの行動をあなたに求めています。


ですが、闇雲に怖がっている場合、このような相手が意図することを考えることができず、ただただ怖がってしまって自分を苦しめている場合があったりします。

本当は認めてもらいたいという自分の気持ちに気づいていない

実は、「本当は褒めてほしい」「認めてほしい」という承認欲求が潜んでいる場合があります。


「いや、私は単純にあいつ(上司)が嫌いなんだよ!」という意見もあるかもしれませんが、ちょっと考えてみてください。


あなたがその会社で仕事をして、業務を果たして、毎月お給料をもらうということは、会社から「あなたはこの会社にいていいですよ」と毎月言ってもらえているということではないでしょうか。


もしも、いらない存在だったり、不要だと思われているならば、そもそも採用されませんし、いつかはクビを遠回しに宣告されると思います。


ですが、そうなっていないということは、知らず知らずの無意識の中に「この会社にいていいんだ」とあなたの心は感じているはずです。


その無意識の中で、一番身近にいる一緒に仕事をしている上司に対して実は「私のことを今より認めてほしい」と感じていることがあります。


上司といえば、自分が一番近くで接することができるいわば「会社の化身」のような存在なわけです。会社に意見したいときには、上司に言います。そういったことを考えたときに、「上司の存在=会社」と捉えることができると思います。

カウンセラー永田が体験した実体験

私自身も、昔アパレルの会社で働いていた時、「上司が怖くて仕方ない」という状態になりました。


今回のテーマは実は、その時の体験を思い出しながら記事を書いています。


あの時は本当に辛かった。。詳しくお話しすると、かなり長くなってしまうので、また折を見て書いていきたいとは思うのですが、


上司の意図としては「成長させるため」と思って私に対してきつく当たったり、課題を出して来たりしていたのですが、私はその気持ちに気づくことができず、


「もう辛いので辞めます。。」と当時の私はすぐに辞める方向へ気持ちを持って行ってしまい、「自分のことしか考えられない状態」になっていました。

でもそんな急に理解できるわけない!

はい。その通りです。


どんなに「理解することが大事」ということがこの記事を読んだことでわかったとしても、現実問題として、今の心の余裕がない状態の中で「上司の気持ちを理解する」ことなんて本当にできるんだろうか。と思いますよね。


ちょっと大変かもしれませんが、どのようにしたら相手の気持ちが理解できるのか?というのを一緒に考えていきましょう。

すでに嫌いだからそんな気持ちになれない時はどうする?

すでに色々言われすぎて「すでに上司が大っ嫌い!!」


こんな状態だとしたら、こう考えてみましょう。それは


やめるのもアリだが、もう一つ壁を超えるチャンスでもある。

という思考に持っていくのはどうでしょうか?


物事の責任を「相手」に持っていくのではなく、「自分」にベクトルを向けてみてほしいのです。


今の人生の選択をするのは、常に自分なわけですし、自分の人生を責任を持って生きていかなければいけないのは「自分自身」です。そんな自分の人生を過ごしていく中で「相手のせい」にしてしまいたくなる気持ちもとってもよくわかります。


ですが、それはなかなか気持ちは豊かになっていきません。いつも不平不満を言っている人生になってしまいます。


そうならないためにも、「まず、今の自分にできることはなんだろう?」と思考を切り替えていくことができたら人生変わると思います。

怖いと感じる上司の意図をどうやって理解すれば良いの?

もひとつ、具体的な思考法としては、「仕事以外で少しだけ関わってみる。」ということです。


例えば、あなたに好きな人がいたとします。その時、相手のことをもっと知りたい!と思いますよね。


そしたら、どうしますか?遊ぶ予定を立てて、映画に行ったり、ショッピングをしたり、食事に行ったりしますよね。実は、相手の気持ちを理解するためにはそれと全く同じなんです。


恋人の場合は

好きになる→相手のことをもっと知りたいと思う。→食事に誘う

という図式ですが、

上司の場合、好きになってない状態から相手を理解しなければいけないので、順番としては

相手のことをもっと知りたいと思う→食事に誘う→好きになる

この順番で、やってみてください。


普段の仕事の一面しか見ていない状態の時よりも、食事をしたり、例えば休日にBBQをしたり。その時にみえる素の部分というか、プライベートな側面を見ることにより、ぐっと相手の意図を理解することができるはずです。


もしかしたら、そういう時プライベートの時に、ポロッと「君にはもっと成長してほしいと思っているんだ」と本人の口から聞けたとしたら、あなたの心の中にあった不安や恐怖というのは、かなら和らぐのではないでしょうか??

まとめ 「やめる判断をする前に上司の気持ちに寄り添ってみる。」

色々言いましたが、とにかく無理しないでくださいね。辛い時は、まずは笑顔で働けるようになることが大事です。こんなこと言ったら元も子もないかもですが、、


どうしても無理な時は辞めちゃえばいいですよ。そこまで我慢して働く理由など。。人によっては、逃げられない状況なのかもしれないですが、死ぬほど苦しくて、自殺してしまうほど追い込まれて命を絶つくらいなら、軽く逃げちゃえばなんとかなります。


私も相談に乗りますので、無理だけはしないようにしてくださいね。

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