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人間関係

会社の人間関係で疲れる。大事なポイントは感情移入しすぎないこと!

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会社の人間関係で疲れる。大事なポイントは感情移入しすぎないこと!

人事で働く入社10年目Mさん(女性)

「最近、上司Aさんと上司Bさんの問題で間に挟まれて気持ちがちょっと疲れ気味なんだよね。。どちらも大先輩だし、会社になくてはならない人たちなんだけど、どうもソリが合わないみたいで自分が間に入らないといけなく、実はめちゃ疲れてて。。一方的なのは上司Aの方なんだけど、それを指摘するわけにもいかないし、上司Bさんを励ますことしかできなくて。どうすることもできないのはわかっているんだけど、上司Bは辞めるって言い出してるから、何とか話を聞いてるんだけど、自分もどうしたら良いかわからずって感じです。」

こんにちは。キャリアコンサルタント(カウンセラー)の永田です。

今日は、会社での人間関係に疲れている方のために必要な「人間関係で疲れないための考え方」について解説していきます。

会社の人間関係で疲れる。大事なポイントは感情移入しすぎないこと。

会社の人間関係で疲れる。大事なポイントは感情移入しすぎないこと。

今回ご紹介する内容としては、下記のような理由があるからなんです。


<根拠となる理由>

・優しい人に限って、相手の「負の感情」をもらってしまう。

・問題自体は当人たちの課題である。

・問題やトラブルが悪い事だとは限らない。

なぜ感情移入しすぎない方が良いのか?

なぜ感情移入しすぎない方が良いのか?


優しい人に限って、相手の「負の感情」をもらってしまう。

人間関係で疲れてしまう。。という悩みでこの記事を読んでくださっているあなたはズバリ「気を使いすぎる人」ではありませんか?


何を隠そう、この私が「気を使いすぎる人間」ですので、あなたも、もしかしたらそうじゃないかなーって思ったんです。


もしそうだとしたら、あなたの気持ちは痛いほどよくわかります。相手のことを気にしすぎてしまって、よく疲れてしまうという経験をいつもしている事でしょう。


そういう人は、相手の感情に入り込みすぎるあまり、自分を見失ってしまい相手の「怒り」「悲しみ」「哀れみ」などなどの感情を一緒に背負ってしまうことが多々あります。


私は、今でこそ昔よりはメンタルコントロールができるようになりましたが、


昔の私は「怒っている人を見れば一緒に怒る」「泣いている人を見れば一緒に泣く」こういう形で相手に合わせてしまっていました。


相手に合わすことが染み付いて、それが常態化してしまい、自分が疲れていることにも気付かずに放置しておくと、知らぬ間に「あれ、私の心疲れてる。。」ということに気づきます。


問題自体は当人たちの課題である。

一旦トラブルを引き受けてしまったり、介入したりすれば「何とか力にならなければ、、」と何とかしたい気持ちなるものですが


実は「放っておくことが良い場合もある」ということを忘れてはいけません。


そう。実際に問題を抱えているのは本人たちの問題であり、助けてあげようとしている自分の問題ではないことにいち早く気づくべきなんです。


カウンセリングをされている方はわかると思いますが、カウンセラーというのは「相手に同情する」ということが仕事ではないのです。


ですけども、話を聞いていくうちに知らず知らず入り込んでしまって、共感しすぎて同情してしまう。。なんていう経験はよくあると思います。


ですが、頭のどこかで良い意味で「他人事」と捉えられるようにならなければ、毎日何十人と相手をしているカウンセラーは疲れてしまいます。毎日が疲労困憊状態です。


そんなときに上手に気持ちを切り替えるために「この問題によって最終的に責任を負うのは本人である」ということを常に頭に入れておくことが大事です。


問題やトラブルが悪い事だとは限らない。

いざ、何か問題が起きて、本人たちがかわいそうだから手伝ってあげたい、力になりたい、、そう思うかもしれません。


一見すると、自分が助け舟を出して介入することが正しいように思えるかもしれませんが、実は、本人たちのためにもかかわらないほうが良い場合もあります。


なぜかというと、当人たちにとってはトラブルは「学び」「成長」「チャンス」と言った可能性が秘められているかもしれません。


仕事においても「失敗」「問題」「トラブル」「ミス」というのは忌み嫌われてしまうことが大きですが


失敗があるからこそ人は成長できます。そのように考えると、大局的に見てみると、必ずしも間違いではなかったりしますので、安易に否定的に考えない方が良いかもしれません。

でも、自分が何か力になれれば解決するかもしれないし、放っておけない。

でも、自分が何か力になれれば解決するかもしれないし、放っておけない。

優しい人からすると、「でもやっぱり助けてあげたい。」そう思うかもしれません。


それは素晴らしいことですので、否定はしません。ただ、、


自分のエネルギー以上に力を注いでしまうと疲れてしまい、自分の気持ちがついていけなくなってしまいますので、大事なことをお伝えします。


それは、「自分の心に余裕があるときは助けてあげる」です。


自分が板挟みになって無理してでもしんどい思いをするのではなくて、「無理なときは無理」とはっきり言えば良いのです。断ればいい。それで離れるような関係ならばそれまでですので、自分が無理をしないことが肝心です。

余裕を持って接していきましょう。

感情移入しすぎないためのシンプルな解決法とは?

感情移入しすぎないためのシンプルな解決法とは?

<具体策として>

・オンオフの切り替えを意識する

・食う寝る遊ぶ!

オンオフの切り替えを意識する

これはなかなかできるタイミングと出来ないタイミングがあるかもしれません。


これも先ほど言ったように、「心が余裕がある状態」の時は意識して取り組んでみると良いと思います。


例えば、「今日は仕事が溜まっているけど、プラン立てるから定時で帰ろう」とか「ランチ休憩は外で食べてみよう」とか


ずっと仕事モードになっていた自分を意識して切り替えてみることで、トラブルなどが起こった時でも、しっかりと気持ちを切り替えていける訓練をすることが大事です。



Point

オンオフの切り替えの訓練をしてみる


食う寝る遊ぶ!

これ、意外と忘れがちですが


食べること。寝ること。遊ぶこと。


これめちゃくちゃ大事ですよ。


自分が悩んでいる時や、焦っているとき、疲れている時。意外と出来てないことに自分は気づいてなかったりします。


人間が元気でいるための3大要素だったりしますので、疲れた時は今自分は「食べれているだろうか?」「ぐっすり眠っているだろうか?」「たまには遊べているだろうか?」こんなことを思い出してみてください。


Point

クウネルアソブできてるか??確認しよう


【まとめ】感情移入しすぎない事で必要以上に疲れないように意識しましょう!

感情移入しすぎない事で必要以上に疲れないように意識しましょう!

ここまで、長々とお付き合いくださいまして、本当にありがとうございます。


冒頭にもお伝えしましたが、優しすぎるあなたは疲れやすい体質であると思います。


ですが、その性格はすぐに変えようと思ってもなかなか変えることができないですし、何より変える必要のない素晴らしいものだと思います。


だからこそ、誰かに頼られるような信頼を持っていると思うのですが、それゆえに他人の疲れをもらってしまうなんて悔しいですよね。


ですから、自分なりに「疲れない方法」を知識として身につけて、あとは意識して行動して取り組んでみましょう。


あなたなら絶対やれます。大丈夫。もし、やってみてダメだったらメールくださいね。いつでもご相談お待ちしております。


疲れたら一休みして、美味しい紅茶でも飲んでリラックスしましょう^ - ^

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